30代子育て世帯が金融資産2,000万円を貯めるまでにやったこと【固定費→保険→NISA→自動化の順番で全部公開】

30代子育て世帯が金融資産2,000万円を貯めるまでにやったこと【固定費→保険→NISA→自動化の順番で全部公開】
目次

「金融資産2,000万円」と聞くと、高収入の家庭の話に聞こえるかもしれません。

我が家は違います。私は公務員からIT業界へ転職して年収が100万円以上ダウンし、今は育休中。子どもは2人。妻と共働きとはいえ、世帯収入が特別に多いわけではありません。

それでも、現金などを含めた我が家の金融資産は2,000万円を超えました

この記事では、そこに至るまでに実際にやったことを、順番どおりに全部公開します。先に言っておくと、派手な話はひとつも出てきません。むしろ約300万円を失った失敗も出てきます。それでも「同じ順番でやれば再現できる」と思える内容にしたつもりです。


結論:順番は「固定費 → 保険 → NISA → 自動化」だった

最初に全体像をまとめます。我が家がやったことは、この4ステップだけです。

順番やったこと効果
STEP1固定費の見直し(格安SIM・保険料)年14万円の削減
STEP2貯蓄型保険3社の解約月約4.5万円を積立の原資に付け替え
STEP3NISAに集中投資旧つみたてNISAだけで元本102.5万円→228.6万円
STEP4積立の全自動化児童手当も含め「意志力ゼロ」で続く仕組みに

ポイントは順番です。投資(攻め)から始めたのではなく、支出の整理(守り)から始めました。固定費と保険で毎月の余剰を作り、その余剰をNISAに流し、最後に全部を自動化する——攻めの原資は、守りで作ったお金です。


前提:我が家のスペックを正直に

再現性の話をするために、前提を先に出します。

  • 30代夫婦・共働き・子ども2人
  • 私は元公務員。IT業界(SES)へ転職し、年収は100万円以上ダウン。現在は第2子の育休中
  • 住まいは賃貸(住宅ローンなし)
  • 特別な副収入や相続はなし

「高年収だから貯まった」ではないことは、転職で年収を下げた私自身が一番よく分かっています。効いたのは収入の高さではなく、支出の構造と、続く仕組みでした。


資産推移:証券口座が約100万円→約1,450万円になるまで

抽象論の前に、数字の推移を出します。楽天証券の口座残高(証券口座のみ)の、ざっくりした節目です。

時期証券口座の残高(約)何があったか
2023年はじめ100万円積立投資を続けていた時期
2023年末520万円毎月の積立+預金からの移し替え
2024年9月920万円積立の継続と相場の上昇
2024年10月1,300万円退職金・保険の解約返戻金・共済の積立を証券口座に集約
2025年9月1,570万円ピーク
2025年秋1,210万円ワンルーム売却の持ち出しで約300万円を出金(後述の失敗)
2026年7月1,450万円積立継続で回復中

これは証券口座だけの数字で、生活防衛資金などの現金を合わせた金融資産の合計が2,000万円超という構図です。

見てのとおり、一直線には増えていません。大きく跳ねた月(退職金などの集約)もあれば、大きく減った月(失敗の精算)もあります。それでも毎月の積立という土台があると、多少の凹みは時間が埋めてくれる——推移を眺めて、いま実感していることです。


STEP1:固定費の見直し【年14万円】

最初にやったのは投資ではなく、毎月勝手に出ていくお金の整理でした。

大きかったのは通信費と保険料です。夫婦で格安SIM(楽天モバイル)に替え、火災保険を不動産会社の言い値のプランから自分で選んだものに切り替えました。これだけで年間約14万円が浮きました。

固定費のいいところは、一度見直せば、努力ゼロで削減効果が毎月続くことです。節約を「我慢」で続けるのは無理でも、固定費は仕組みなので裏切りません。

→ 詳細:固定費を見直して年14万円浮かせた話賃貸の火災保険は自分で選べる


STEP2:貯蓄型保険3社の解約【月約4.5万円を投資へ】

我が家の資産形成で、たぶん一番大きな分岐点がここです。

かつての私は、貯蓄型保険3社に月4万円以上を払い込んでいました。「保障と貯蓄が両方できてお得」と信じていたからです。FP3級を取って自分で計算できるようになり、その認識は崩れました。保障は薄く、利回りは低く、途中解約なら元本割れ——保障と運用は分けたほうが、どちらも効率が良いという結論に至り、3社すべてを解約しました。

解約で戻ったお金と、浮いた月約4.5万円は、そのままNISAの積立に付け替えました。がん保険・医療保険も、高額療養費制度と健保の付加給付を確認したうえで解約。残した民間保険は、掛け捨ての死亡保障と火災保険だけです。

→ 詳細:貯蓄型保険3社を解約してNISAに全額移した話がん保険・医療保険を全部解約した話我が家の保険ポートフォリオ全公開


STEP3:NISAに集中【元本102.5万円→228.6万円の実体験】

守りで作った余剰は、すべてNISAに向けました。

方針はシンプルです。夫婦でNISAをフル活用し、インデックス投資信託と高配当株をおおむね5:5で保有。iDeCoは流動性の観点から使わず、NISA集中を選びました。

「本当に増えるのか」への答えとして、実績をひとつ。2021年から2023年まで積み立てた旧つみたてNISAは、元本102.5万円が2026年6月時点で228.6万円になっています。2023年末を最後に1円も追加していない、ただの放置でこれです。

→ 詳細:NISAの始め方4ステップインデックスと高配当株を5:5で持つ理由iDeCoをやらずNISAに集中している理由


STEP4:全部を自動化【意志力に頼らない】

最後の仕上げが自動化です。

毎月の積立はクレカ積立と自動買付で完結。児童手当も、住信SBIネット銀行の自動振込→子ども名義の楽天銀行→楽天証券の自動買付という流れを一度設定して、以後は完全放置です。実際、児童手当の積立は約44万円が約57万円(+30%)に育っています。

自動化の本質は「楽になる」ことではなく、相場が荒れた日も、家計が忙しい月も、判断を挟まず淡々と買い続けられることだと思っています。積立を止めるには手続きが要る——このひと手間の壁が、暴落時の狼狽売りから資産を守ってくれます。

→ 詳細:児童手当の積立を全自動化した設定手順児童手当を全額S&P500に投資している話


失敗も公開:ワンルーム投資で約300万円を失った

ここまで読むと順風満帆に見えるかもしれませんが、大きな失敗があります。

私は過去に、営業トークに乗せられて投資用ワンルームマンションを3戸購入しました。収支は毎月赤字。最終的に3戸すべてを売却しましたが、売却時には約300万円の持ち出しが必要でした。先ほどの資産推移で2025年秋に大きく減っているのは、この精算です。

痛い授業料でしたが、得たものもあります。「理解できないものにお金を入れない」「売る側の動機を考える」——いま我が家の投資がインデックスと高配当株だけのシンプルな構成なのは、この失敗があったからです。

→ 詳細:投資用ワンルームを3戸売却した話ワンルーム営業の手口7つ


転職・育休を挟んでも崩れなかった理由

この4年の間に、私は転職(年収100万円以上ダウン)と2回目の育休という、収入が大きく変わるイベントを経験しています。それでも資産形成が止まらなかった理由は2つあります。

1つ目は、生活費の水準を先に下げてあったこと。固定費と保険の整理が済んでいたので、収入が下がっても積立を続ける余地が残りました。

2つ目は、数字で見通しを立ててから動いたこと。転職も育休も、「収入がこう変わっても家計は成立する」と試算したうえで決断しています。感覚ではなく数字で判断する習慣は、FP3級の学習で身につきました。

💡 我が家と同じ試算をしてみる:家族構成・収入・教育方針を入れると、100歳までの資産推移がグラフでわかります。 → ライフプランシミュレーターを使ってみる(無料・登録不要)


まとめ:2,000万円は「順番」の結果だった

  • 順番は固定費 → 保険 → NISA → 自動化。攻めの原資は守りで作る
  • 固定費見直しで年14万円、貯蓄型保険3社の解約で月約4.5万円の原資を確保
  • NISAは夫婦でフル活用。旧つみたてNISAは元本102.5万円→228.6万円
  • 児童手当も含めて全自動化し、意志力に頼らない仕組みに
  • ワンルーム投資で約300万円の持ち出しという失敗も込みで、金融資産は2,000万円超

特別な収入も、うまい話もありませんでした。あったのは、支出の構造を直す順番と、続く仕組みだけです。この記事が、同じ子育て世帯の「何から始めるか」の地図になればうれしいです。

💡 毎月いくら積み立てると、何年でいくらになるか——自分の数字で確かめたい方はこちら。 → 複利計算シミュレーターを使ってみる(無料・登録不要)


よくある質問(FAQ)

Q1. 世帯年収がいくらなら金融資産2,000万円に届きますか?

年収の絶対額より「収入と生活費の差」と「続けた年数」で決まるというのが我が家の実感です。私は転職で年収が100万円以上下がりましたが、先に固定費と保険を整理して生活費の水準を下げてあったため、積立を止めずに済みました。同じ収入でも、支出の構造しだいで結果は大きく変わります。

Q2. 何から始めるのがおすすめですか?

固定費の見直しからです。通信費と保険料は、一度見直すだけで削減効果が毎月続き、投資と違って元本割れのリスクもありません。我が家はここで年14万円を作り、次に貯蓄型保険の解約で月約4.5万円を確保してから、NISAに進みました。攻めの前に守り、が順番です。

Q3. 貯蓄型保険は解約して損しませんでしたか?

解約時点では元本割れのものもありました。それでも「低い利回りで今後も払い続ける損失」と比べて、早く解約してNISAに付け替えるほうが合理的と判断しました。実際、付け替え先の旧つみたてNISAは元本102.5万円が228.6万円になっています。保障が必要な分は、掛け捨ての定期保険で安く確保しています。

Q4. 資産推移が一直線に増えていないのはなぜですか?

退職金や保険の解約返戻金をまとめて証券口座に移した月は大きく増え、ワンルームマンション売却の持ち出し約300万円を出した時期は大きく減っています。相場の上下もあります。それでも毎月の積立という土台があると、凹みは時間が埋めてくれるというのが、推移を振り返っての実感です。

Q5. 投資の失敗はどう立て直しましたか?

ワンルーム3戸の売却で約300万円の持ち出しになりましたが、赤字を垂れ流し続けるより損切りを選びました。以後は「理解できないものにお金を入れない」を徹底し、インデックス投資信託と高配当株だけのシンプルな構成にしています。失敗を隠さず精算したことで、資産形成の全体はむしろ加速しました。

Q6. 子育て中で家計管理に時間をかけられません。どうすればいいですか?

我が家も同じで、だからこそ「全自動化」に行き着きました。毎月の積立はクレカ積立と自動買付、児童手当は銀行の自動振込と証券口座の自動買付を一度設定して完全放置です。時間も意志力も使わない仕組みにしてしまえば、忙しさは資産形成の障害になりません。


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※本記事は運営者個人の体験に基づくものであり、特定の金融商品の購入や解約を推奨するものではありません。金額はいずれも概算です。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。詳細は免責事項をご確認ください。